歯科医院に送るお礼状の書き方とポイントを解説
歯科医院や大学病院などを見学させてもらった後は、お礼状を送ることが好ましいです。
この記事では、見学後に送るお礼状の書き方やポイントを詳しく解説していきます。
歯科臨床研修施設に送るお礼状の例文
お礼状に記載するべき項目
お礼状には必ず下記の項目を記載しましょう。
・頭語と結語
・時候の挨拶
・感想と意欲
・末文
それぞれの詳細を解説していきます。
頭語と結語
頭語は冒頭に用いる言葉、結語は結びに用いる言葉です。お礼状の場合は一般的に「拝啓」」と「敬具」を用います。
時候の挨拶
事項の挨拶とは、敬語の後に続く言葉で、季節感を表すものです。月ごとに異なり、以下の言葉を用いることが多いです。
感想と意欲
感想と意欲は、お礼状で最も大切な部分ともいえます。感謝の気持ちや見学を通して学んだこと、これからの目標などを具体的に記載しましょう。
末文
末文には結びの挨拶を記載します。相手の健康や繁栄を思う言葉を添えましょう。
歯科臨床研修施設に送るお礼状のポイント
お礼状のポイントは3つあります。
・当日もしくは翌日中に投函する
・封筒の宛先は「採用担当者様」もしくは「人事担当者様」と記載する
・縦書きかつ手書きが基本
それぞれ詳しく見ていきましょう。
当日もしくは翌日中に投函する
お礼状はできるだけ早く投函することが好ましいです。できれば見学をしたその日のうちに、遅くても翌日中には投函しましょう。
なお、お礼状は必ず出すものではありません。しかし貴重な時間をいただくわけなので、マナーを考慮すると出す方がよいといえます。
もし送るのを忘れていたら、下記のようなお詫びの言葉も加えましょう。
・本来ならば直ぐにでもお礼をすべきところ、遅くなりましたことお詫び申し上げます。
・お礼の挨拶が遅くなりまして大変申し訳ございません。
封筒の宛先は「採用担当者様」もしくは「人事担当者様」と記載する
お礼状は封筒に入れてから投函します。その際、封筒の宛先には「採用担当者様」もしくは「人事担当者様」と記載しましょう。
見学に対応してくれたのが誰であっても、基本的には「採用担当者様」や「人事担当者様」と記載するのが一般的です。
縦書きかつ手書きが基本
お礼状はメールで送ることもできますが、手書きの方がより熱意や感謝の気持ちも伝わります。またビジネスマナーにおいて、目上の人にお礼状を送る場合は縦書きが好ましいとされています。
縦書き用の手紙は書店などで購入できるので、事前に準備しておくとすぐに書けるでしょう。
歯科臨床研修施設にお礼状を送る意味とは?
臨床研修施設にお礼状を送ることが義務づけられているわけではありません。しかし施設側は普段の業務がある中、時間を割いて見学を受け入れています。
そのため、感謝の気持ちを伝える目的でお礼状を送ることが推奨されています。ただし、施設によってはお礼状の送付を断っているケースもあります。この場合、お礼状を送るとかえってマナー違反になるので、事前にホームページなどを確認しておきましょう。
メールでお礼を送るのはマナー違反?
メールでお礼を送ってもマナー違反にはなりません。手紙よりも早く感謝を伝えられるので、メールで送るメリットもあります。
一般的にはメールより手紙の方が気持ちも伝わり、印象に残りやすいと言われています。特別な事情がない限り、手紙でお礼状を送る方がよいでしょう。
歯科臨床研修施設に送るお礼状に関してよくある質問
お礼状を送る時によくある質問と、それぞれの回答をまとめました。
Q.お礼状を出さないとどうなりますか?
お礼状を出さなくても罰則などは受けません。ただしマナーを考慮すると、早めにお礼状を送る方がよいです。
Q.送るのが遅くなったらどうすればよいですか?
お礼状は見学当日、もしくは翌日中に投函するのが好ましいです。事情により遅くなる場合、1週間以内には投函しましょう。その際は必ずお詫びの言葉も本文に記載してください。
Q.お礼状は誰宛に送ればよいですか?
お礼状の宛先は「採用担当者様」もしくは「人事担当者様」と記載するのが一般的です。
まとめ
お礼状は義務付けられていませんが、ビジネスマナー的には送る方が好ましいです。感謝の気持ちや学びになったことを記載し、遅くならないようなるべく早めに投函しましょう。