現役開業医が答える!歯科医院として独立開業する手順とは?メリット・デメリットも解説

現役開業医が答える!歯科医院として独立開業する手順とは?メリット・デメリットも解説

2025/03/21

研修・就活

勤務先で歯科医師としてのキャリアを積んだら、独立開業という選択肢も出てきます。
自分の歯科医院を持つのは憧れがある一方、その道に進む際はさまざまなリスクを伴います。

 

ここでは、歯科医師として独立するメリット・デメリットや手順を詳しく解説いたします。
開業を視野に入れている方はぜひ参考にしてください。

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歯科医師として独立開業するメリット・デメリット

歯科医師として独立開業する際は、メリットとデメリットが伴います。それぞれまとめたので詳しく見ていきましょう。

メリットは自由な診療と高い収益性

自分の歯科医院を開業することで、診療方針や治療計画などをすべて決定できます。そのため、来院する患者さんに合わせて、きめ細やかな治療を提供することが可能になります。

 

また、経営が軌道に乗れば収入も向上するでしょう。
開業歯科医の年収はピンキリですが、平均すると1200万〜1400万円ほどといわれています。

 

ただし、知識と技術を深めること、そして職員が働きやすい環境にすることを忘れてはいけません。
職員や患者さん、近隣住民との関係を深めることで、地域医療に貢献できるというやりがいも感じられるはずです。経営者として手腕を磨いていきましょう。

 

 

デメリットは開業資金の準備と集客の難しさ

歯科医院を開業する際は、次のような費用が発生します。

用途 費用の目安
医療機器 2000万〜3000万円
賃貸契約・内外装工事 2000万〜3000万円
運転資金 1000万〜1200万円
広告費 200万〜400万円

 

少なく見積もっても5000万円弱となりますが、融資や補助金で賄うのが一般的。
しかし、自己資金として1000万円ほどは準備しておかなければいけません。

 

また、歯科医院を開業した後は集客に注力する必要があります。患者はもちろん、歯科医院で働く職員の採用活動も進めていきます。

 

集客や採用に関するマーケティングは、専門家の力を借りることも視野に入れましょう。

 

 

歯科医院を開業するまでの流れ

歯科医院を開業するまでには、さまざまな準備が必要です。ここでは、基本的な流れを詳しく見ていきましょう。

 

 

歯科医院の構想を立てる(独立の1〜2年前)

独立する際に欠かせないのが構想です。どのような歯科医院を作り上げるのか?どの地域に開業するかなどの構想を立てます。具体例が以下のとおりです。

 

項目
コンセプト 中高齢者の生活の質が向上するよう、インプラント治療を中心に提供
地域 近隣住民が自転車や車で通院できるような地域
デザイン 落ち着きを与えるようなリラックスしたデザイン
導入システム 電子カルテ、レセコン(レセプトコンピューター)、電子薬歴など
資金バランス 自己資金:1500万円
融資:4000万円
相談先 ◯◯社
(マーケティング会社)

 

勤務先に退職の旨を伝える(独立の1年前)

構想を立てつつ、退職の旨を伝えなければいけません。タイミングの目安は独立の1〜2年前。患者さんの引き継ぎが必要なので、期間に余裕を持ちましょう。

 

 

構想をもとに計画を立てる(独立の10ヶ月〜1年前)

構想を立てたままでは、机上の空論に終わってしまいます。より具体的に落とし込み、計画を立てていきしょう。このタイミングでやるべきことは以下のとおりです。

 

  • 事業計画書を作成する
  • 融資を受けられる額を確認する
  • 物件を決める
  • 工事や機器の準備に必要な費用を見積もる
  • 歯科医師会や厚生局へ確認を取る

 

融資を受けるにあたって事業計画書は必須なので、早めに着手するとよいです。
なお、売上高や利益の見通しを立てるのが難しい場合、専門家に相談しましょう。

 

開業の準備を進める(独立の6〜8ヶ月前)

独立の約半年前になると、いよいよ準備も佳境に入ります。物件はもちろん、内外装を依頼する業者も確定させなければいけません。

また、導入する医療機器やシステム、融資元なども同様です。長期にわたって関係を続けることになるため、慎重に判断しましょう。

 

工事や備品の準備を進める(独立の3〜4ヶ月前)

依頼先によって工期は異なるものの、おおよそ開業する3〜4ヶ月前から内外装の工事が始まります。工事が進んでいる間は、次のような準備を進めなければいけません。

 

  • ホームページの開設
  • Googleビジネスプロフィールの作成
  • SNSアカウントの登録
  • スタッフの採用
  • 備品の準備

 

また、開院直前には内覧会も行うことが一般的です。それに向けて宣伝の方法や装飾なども検討しましょう。

最終調整を進める(独立の1〜2ヶ月前)

開業まで残り1ヶ月となったら、最終調整の段階です。具体的には次の準備や手続きを完了させておきましょう。

 

  • スタッフの決定と研修
  • 内覧会を開催
  • 保健所や厚生局へ届出を提出
  • 保健所による検査

 

届出が受理されないと、開業することはできません。必要書類が多いため、抜け漏れのないよう確認したうえで提出しましょう。

開業

晴れて開業となりますが、最初の2ヶ月は診療報酬が入ってきません。
そのため、当初用意していた資金から必要経費を賄うことになります。

 

また、想定していたオペレーション通りに診察が進まないこともあります。
常にマニュアルをブラッシュアップしつつ、患者さんの反応も見ながら満足度の向上に努めましょう。

歯科医院の独立開業を成功させる3つの要素

歯科医院の独立開業を成功させるには、次の要素が欠かせません。

 

  • 明確な構想
  • 他院との差別化
  • マーケティング

 

それぞれ解説します。

 

明確な構想

歯科医院で大切な要素はコンセプトとターゲットです。
多くの患者さんに来院してもらいたい気持ちはわかりますが、これらの要素が曖昧だと誰にも反応されません。

 

歯科医院はコンビニより多いので、特定のターゲット(ペルソナ)に響くようなコンセプトを作り上げましょう。

 

 

他院との差別化

コンセプトは他院との差別化にもつながります。それには開業エリアや周辺の競合調査が欠かせません。

 

差別化できるポイントはコンセプトのほか、診療内容やスタッフの質、導入機器などがあります。また、後発で歯科医院が現れることもあるので、いかに固定の患者さんを獲得しておくかが大切です。

 

マーケティング

新規の患者さんを集客するためには、Webマーケティングへの注力が欠かせません。ホームページが上位表示されるSEO対策、Google Mapの口コミを集めるMEO対策など、施策は多岐にわたります。

 

また、一度来院した患者さんに通ってもらうための工夫も重要です。キャンセル率を下げ、満足度が向上するような仕組みを整えましょう。

 

カナザキ歯科で学ぶ「独立開業への第一歩」

独立開業を視野に入れているなら、まずは実績ある歯科医院でしっかりと基礎を学ぶことが重要です。
カナザキ歯科では、若手歯科医師や研修医向けに独自の教育プログラム「KANAZAKI塾」などを実施しています。

 

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まとめ

歯科医院の独立開業は、多大な準備と努力が必要ですが、成功すれば大きなやりがいと経済的安定を得ることが可能です。そのためには開業前の入念な準備と、開業後の継続的な努力が不可欠です。

地域社会に貢献し、長く愛される歯科医院を目指しましょう。

 

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独立開業を目指す方にとって、実際の現場を知ることは大きな財産です。

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